プラダのナイロントートは どうしてあんなに流行ったのだろう。一時は猫も杓子もあのナイロントートを下げていたけれど、そういえば最近はトンと見かけなくなった。あれだけ商品が氾濫していたのだから、コピー品も多く出回っていたのだろう。プラダといえばイタリアの皮のメーカーからスタートしたファッションブランドだから、バッグや靴が素敵なのは納得できるのだが、ナイロントートがあそこまで売れた理由はなんだったのだろう。皮製品は高くて買えないけれど、ナイロントートなら何とか買える値段だったということなのだろうか。
残念ながら私の周りにはプラダのトートを持っている人はいないので、私はそれを手にとって見たことはない。それでもプラダのロゴが入ったあの逆三角形のプレートは 一目でプラダとわかる。シンプルで服を選ばないデザインも悪くはない。ユニセックスで誰にもつかいやすいだろう。また、年を取ってきてから感じるのは、バッグは軽い方がいいということ。皮の鞄やバッグは確かにゴージャスで存在感もあるが、どうしても重くなる。中身以前にまず鞄やバッグが重いというのは、年配者にとっては 無視することのできない問題なのである。
その線で考えていけば、ナイロントートというものは悪くない。軽くて丈夫ということは じつは年寄り向きであるとも言えるのだ。それでもなぜか プラダは若い人のブランドだという気がしてならない。デザインがシンプルだからだろうか。どちらにしても値が張るのは確かで、簡単に買えるものではないが、その値段に見合うだけの価値を商品に見出すことが出来るというのなら 頑張って買えばいいし、自分にはその価値が分からないということが分かったら、自信を持って買うのをやめればいいだけのことだろう。